基本を学び直す

昨年の11月頃からか、下記に挙げた本を中心に読み返し、基本の部分の学び直しをしている。
(これら以外に、歴史などもだが)

コンサルタントとしての経験が既に20年程になり、読み返しても何か新しい知識やスキルが得られるようなことは少ない。
しかし、これらの本を読み返すことで、

  • 変に付いてしまった「癖」を認識する
  • 自分の中で既に感覚的な処理になってしまっていることを言語化する

という効果がかなり得られると感じている。

経験を重ねると、これらの本に書かれているような内容は、自分自身の中でかなり感覚的に処理するものになる。
物事を考える際にも、セオリー的な考えの組み立て方ではなく、それを基に自分用にアレンジした組み立て方のようなものに沿って進めるようになる。そして、上手く「手を抜く」術も身に付く。

これ自体は問題無い。むしろ、これが出来るようになっていなければ、既にこの世界では生きていなられなかったと思う。
しかし、これが故に、固定観念/思い込みのようなものが生まれてしまう。

企業の変革の支援をしている際に厄介な存在になることが多いのが、過去に大きな成功体験を持ったシニアな人材だが、それと同じことが自分自身にも言える。
「こういった時にはこうする」ということが癖付いてしまい、それに違和感を持たなくなる。そして、「これは駄目」という決め付けを無意識にする。これが非常に危険。
知らぬ間に、「自分自身の直感に照らすと切り捨てる一手だが、実は妙手と言える一手」を排除しかねない。

また、特に若手スタッフに考え方などを話す際に、感覚的にやっていることを言語化することは非常に難しい。
名著と言える本を読んで「この内容は勉強になる!」は稀だが、「この表現は勉強になる!」は非常に多い。この点については、経験を積み重ねるに連れ、言語化力の凄さを感じることが多くなっていると感じる。

古典名著を読む最大の意味は、自分の様々な体験を理論的かつ抽象的に整理できることにあると考えているが、ここに挙げたような本もそれに近いと思う。
(この世界においては「古典名著」に分類されるような本も多いので当然だが)

若手が読むような本を馬鹿にするような人も居る。
昔居たファームでマネジャーの頃、上記の記事で挙げた本の中の一冊を出張移動時に繰り返し読んでいたら、「今になってまだそんな本を読んでいるなんて恥を知れ」と言われたことが有る。
しかし、若手に勧めるような本こそ、一度立ち返るべき本だと思う。

今しばらく、基本の学び直しを進める。

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