最後にモノを言うのは作業スピード

コンサルとして生きている限り、最後にモノを言うのは作業スピードだと思う。

パートナーになっても同様で、言うなれば生命線。いざという時に自分自身で手を動かして乗り切る。このキャパシティをどれだけ大きくするのか。
無駄な作業を落として直線的に作業を進めるだけでなく、細かな部分ではスライド作成やExcel作業のスピードまで早める。
私自身は若手の頃からそれなりに作業スピードが速い方(最近はかなり遅くなったが・・・)で、それによって助けられたことは非常に多い。

パートナーになっても自分で手を動かす必要は頻繁に生じる。マネジャーであれば尚更。
優れたパートナーやマネジャーはほぼ例外無く作業スピードが速い。
(作業スピードが速い人が優れている、ということは必ずしも言えない:ショートカットオタクみたいな操作スピードだけ猛烈に速い人も存在する)

結局、作業スピードは削ればその分を思考の時間に回せる。ショートカットをあまり使わずにマウス操作で作業している人を見ていると、少なくとも2倍以上(多分もっと多く)の時間を要している。
作業スピードが速い人はそれによって生まれた余裕を思考に充てることで、思考スピード(効率)も高まると思う。そうすると更にスピードの差が生まれる。
また、作業スピードが遅いと、巻き取りの能力も落ちる。余裕が無くなる。育成などのために与えられる時間も少なくなる。

スピードの速さと質がトレードオフになる人が居るが、それは論外。同じ質のアウトプットを出すためのスピードを極限まで高める。

質に意識を払うのは当然不可欠だが、若手のうちはスピードについてもかなり意識を払った方が良い。
私は若手のうちは必ずスライド1枚の作成に充てる時間を測っていたが、これはかなり有効だった。スライドだと1枚15分が目安。
(最初はストップウォッチで要している時間を把握し、コンサルになって1年が経過した頃からタイマーでリミットを設定して追い込んでいた)

ちなみに、スピードを速めることを通じてあまりPCに意識を回さずに操作ができるようになるので、どうでも良い会議中に会話を聞きつつ、画面に集中せずに資料作成できるようになったのは副産物か。

・・・と、息抜き的にこんなことを書いたが、今日はそんなに余裕は無い。

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