黒木亮氏の新刊。
著者の経済小説は全て読んでいるのだが、今作も非常に面白い。但し、これまでの作品とは少し毛色が違う。
この本はアパレル業界の歴史を描いた小説、という感じ。
一応、仕事でたまにアパレル業界に関わることはあるが、アパレル業界の構造や歴史的経緯等、ザックリとでは有るが、少なくとも業界外の人間として十分な知識を得られるという点でも有益だと感じた。
ちなみに、著者の経済小説はどれも非常に面白い。特に金融系を志望する学生などは一通り読んでも良いと思う。
純粋に面白いし、業界の勉強にもなると思う。(同時に現実を知って失望するかも知れないが・・・それも重要)