この本のコンセプトは「ライターの教科書」であり、元々のターゲットはライター(ある企画に沿った文章を書く人)。しかし、内容の殆どの部分について「ライター」を「コンサルタント」と読み替えて行くと、コンサルの教科書として非常に優れている本だと感じる。
取材・執筆・推敲。これはライターの基本的な仕事の流れだが、コンサルも同様。取材は調査と置き換えられ、執筆・推敲はそのような表現は用いないがコンサルの仕事でも同様。コンサルタントの仕事の核を成すものに対する向き合い方が極めて優れた文章によって言語化されている。
コンサルタントの仕事に対する示唆が非常に多い。
調査・資料作成についての個別スキルが身に付き、案件全体を捉えながら仕事をする立場、イメージとしてはマネジャーが視野に入った頃に是非読んで頂きたい一冊。
最近読んだ本の中でベスト。
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